1929年、バウハウス期の現代主義デザインに影響を受けたアルネ・ヤコブセンによってデザインされた「ベルビューランプ」です。
ヤコブセンが個人事務所を設立した1929年、若干27歳の時にデザインしたベルビューランプは、最初期のプロダクトデザインの一つで、照明器具としては最初の作品になります。
長年にわたり、「AJ リーディングランプ」の名称でルイスポールセン社で製造されていた歴史もあるベルビューランプ。この美しいデザインは、翌年にヤコブセンが手掛けたベルビュー地区の「集合住宅ベラヴィスタ」や「ベルビューガソリンスタンド」にも見ることができ、このプロジェクトの後に「ベルビュー」の名称で呼ばれるようになりました。
シェードとベースはマットなブラックで統一。マットブラックと相性の良いスチールカラーのアームは、シェードの向きや角度を好みに調節できるフレキシブルな構造を採用しています。
ベルビューランプの45°にカットされたシェードは、雰囲気を重視する設計がされており、過剰な眩しい光を遮る仕様になっています。名作「AJランプ」など、彼の幾つかの照明器具のデザインの原点にもなった作品です。
ベルビューフロアランプは、待合室や書斎、リビングルームのソファ横に読書灯など、さまざまな用途に使用でき、空間のアクセントとなるおすすめの逸品です。