心癒やす優しい灯り。
ウィリアム・モリスが大好きで、何かしらインテリアに取り入れたいと思いつつも、
拙宅の安普請な建築ともうまく釣り合いがとれて、
それでいて空間の表情を大きく変えてくれそうなものに
なかなか出逢えずにいましたが、
このフロアスタンドは目にすると同時にほぼ即決していました。
シェードの柄はヴァインと迷った末に、このウィロボウを選びました。
雰囲気が甘くなりすぎず、また、四季を通じてしっくり来るように思えたからです。
昼間に荷解きして実物を初めて見たときは、
画像から想像していた色よりもかなり青みがかっているように感じられ、
いささか違和感を覚えましたが、夜に点灯すると、電球の黄色みと相まって、
イメージどおりの美しいグリーンになりました。
布という素材を通す陰影を帯びた灯りはとても柔らかく、何というか、灯すたびに、
心に溜まっていた疲れがなだめられ消失していくような感覚を覚えます。
落ち着きのある色みのフリンジと、なめらかに仕上げられたブナ無垢材とが、
上級感をかもし出してくれています。
本体は細身でベースの直径が小さいために、洗練された印象がある反面、
もしや華奢なのではないかと案じていましたが、
ぐらつきなどは一切なく、とても安定しています。
価格に見合う良いお品だと感じています。
欲を言えば、スイングプラグであったなら言うことなしというところでしょうか。